中米先住民のシャーマニズム

中米先住民の向精神薬草文化

先住民のうち、現在のメキシコ中北部ではサボテンの一種であるペヨーテが使用されてきた。ペヨーテの使用は、ネイティブ・アメリカン・チャーチ運動とともに、アメリカ合衆国の先住民社会へと広がった。メキシコ南部の先住民社会ではシビレタケ(Psilosybe spp.)が儀礼的に使用されてきた。アステカのナワトル語で「テオナナカトル(神の肉)」と呼ばれてきたものである。

メキシコ先住民マサテコ

メキシコ南部のオアハカ州は先住民人口の多いところであり、その多くは主にオト・マンゲ系である。歴史的には、オト・マンゲ系のサポテカ文化が、マヤ、アステカの二大文明の閒で栄えた。

モンテ・アルバン遺跡(-500〜800)

ミトラ遺跡


マサテコ語も、オト・マンゲ語族に属する。


マサテコ社会では、精神展開薬であるプシロシンやプシロシビンを含むシビレタケ(Psilosybe spp.)が儀礼的に用いられてきた。ホフマンとワッソンが呪術師マリア・サビーナを訪れて以来、ウアウトラ・デ・ヒメーネス村は「魔法のキノコ magic mashroom」の村として知られるようになった。

(参考映像→『意識変容の人類学』)
(参考映像→『脳と心(6)果てしなき脳宇宙、無意識と創造性』)


(西暦2017-10-29 作成 蛭川立