サル目(霊長類)の系統

Order Primates 霊長目(サル目)

  • Suborder Strepsirrhini 原猿亜目 (マダガスカルなどに生息する原始的なサル。多くが夜行性で、嗅覚が発達)
    • Infraorder Lemuriformes キツネザル下目
    • Infraorder Loriformes ロリス下目
    • Infraorder Tarsiiformes メガネザル下目
  • Subroder Haplorhini 真猿亜目
    • Infraorder Platyrrhini 広鼻亜目
      • Superfamily Ceboidea オマキザル上科 (新世界ザル。南米に生息)
    • Infraorder Catarrhini 狭鼻亜目
      • Superfalily Cercopithecoidea オナガザル上科 (旧世界ザル、アフリカ・ユーラシアに生息、いわゆる普通のサル monkey)
      • Superfamily Hominoidea ヒト上科 (類人猿 ape)
        • Family Hylobatidae テナガザル科
          • Genus Hylobates テナガザル属 (テナガザル。東南アジアの熱帯雨林に生息)
        • Family Pongidae オランウータン科
          • Genus Pongo オランウータン属 (オランウータン。東南アジアの熱帯雨林に生息)
        • Family Hominidae ヒト科
          • Genus Gorilla ゴリラ属 (ゴリラ。アフリカの熱帯雨林に生息)
          • Genus Pan チンパンジー属
            • Pan troglodytes チンパンジー(ナミチンバンジー) (アフリカの熱帯雨林に生息)
            • Pan paniscus ボノボ(ピグミーチンパンジー) (アフリカの熱帯雨林に生息)
          • Genus Sahelantropus サヘラントロプス (化石人類、700万年前、中部アフリカ)
          • Genus Orrorin オロリン (化石人類、600万年前、東アフリカ)
          • Genus Ardipithecus アルディピテクス (化石人類、600~450万年前、東アフリカ)(以上三属は新発見で位置づけ未確定)
          • Genus Australopithecus アウストラロピテクス属 (華奢 gracil な猿人、450~250万年前、東アフリカ)
          • Genus Paranthropus パラントロプス属 (頑丈 robust な猿人、300~150万年前、東アフリカ)
          • Genus Homo ヒト属
            • Homo habilis ホモ・ハビリス (250~150万年前、東アフリカ)
            • Homo erectus ホモ・エレクトス (原人、140~15万年前、アフリカ~東南アジア)
            • Homo neanderthalensis ネアンデルタール人 (旧人、20~3万年前、アフリカ~東南アジア)
            • Homo sapiens ヒト(現生人類) (新人、20万年前~、アフリカから全世界に拡散)

※化石人類は新しい化石が次々と見つかり、いろいろな学名がつけられているが、資料が断片的なため、それがどのように分類されるのかは、はっきりしない。

※化石種も含めた霊長類の系統樹をみると、旧世界では、ヒト上科は衰退に向かってきたグループであり、オナガザル上科は繁栄しつつあるグループだということがわかる。このことは、進化に方向性があっても、必ずしも人間のような存在を目的として進化しているのではないという可能性を示唆している。

(2005-04-19 作成 2017-04-13 蛭川立