ヒーリングとプラセボ効果

  • 精神の作用で(物質的な)病気が治るのか?
    • (→アマゾン先住民シピボのシャーマニズム
    • 科学的な研究に意味があるのか?
      • ア・プリオリ a priori に「ない」と決めつけることはできない。
      • ないと証明できれば、それでよい。
      • あると証明できれば、それを活用すればよい。(特定の個人や集団の専有物にならない。)
        • あると証明できれば、その未知の相互作用を解明すること自体にも意味がある。
      • 見込みのないことに労力をつぎ込む価値はない?
  • プラセボ placebo (偽薬)効果。
    • 信じることによって効く。(とくに精神的な問題や痛みなどの主観的症状。)
    • ノセボ効果。
      • 信じることによって有害な作用(あるいは副作用)が出てしまう。
  • 象徴的効果。
  • 逸話から対照実験へ。
    • 少数の人が飲んだら効いた、は証拠にならない。
    • 多数の人が飲んだら効いた、も証拠にならない。
      • 飲んでも効かなかった、あるいはかえって悪化した場合(好転反応)を無条件に認めると、効果は反証不能になる。
    • 多数の人が飲まなかったら効かなかった、を確かめる必要がある。
    • 飲んでも効かなかった、飲まなくても効いた、を確かめると、なおよい。
    • 対照実験→実験群に薬を投与し、対照群 control group に偽薬を投与し、結果を比較する。
    • 二重盲検法ダブルブラインドテスト double blind test)実験をする者にも偽薬かどうかを知らせない実験。
  • 未証明の医療の問題点。
    • 有害なものは有害である。
    • 未証明の医療の多くは、仮に効果がなくても、それ自体では問題ないものが多い。
    • 未証明の医療も、仮に効果がなくても、プラセボ効果はある。結果的に自然治癒することもある。


このテキストは講義用のメモです。

(2017-05-22 作成 05-23 更新 蛭川立