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蛭川研究室

蛭川研究室の「はてなブログ」版です

睡眠と覚醒のリズム

睡眠と覚醒のリズム

睡眠時にはREM睡眠とNREM睡眠のリズムがある。入眠時はまずNREM睡眠に入り、それから約90分ごとにREM睡眠とNREM睡眠を繰り返し、最後はREM睡眠から覚醒する。起きたときに見る夢はこの直前のREM睡眠の体験である。じっさいには一晩に二個以上の夢を見ているのだが、それは思い出せないことが多い。夢などまったく見ないという人もいるが、それは見ても忘れているだけである。REM睡眠のときに起こせば、その時の夢を想起できる。

入眠時にREM睡眠に入る場合を、入眠期REM睡眠と呼ぶ。睡眠麻痺 sleep paralysis が起こるのはこのときである。これを「金縛り kanashibari」とも呼ぶ。このときには、明確な幻視(人間のような姿)や幻聴(ざーっという音など)が体験されることもあり、しばしば心霊現象だと解釈される。


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iPhoneのアプリ「Sleep Cycle alarm clock」で記録した蛭川の睡眠(2016年1月31日)。


身体の振動からREM睡眠を検知する仕組みになっているが、脳波で測定するのに比べると精度はよくない。通常、NREM睡眠の深さは徐々に浅くなってから目覚めるのだが、このグラフでは逆のパターンになっている。

このアプリでは、最後のREM睡眠を検知してアラームを鳴らす仕組みになっている。7時間の睡眠の中で、5回のサイクルが繰り返されているから、平均すると周期はおよそ85分である。


(2017-02-01 作成 2017-05-21 更新 蛭川立